アロマオイルの効果を認知症の母に試してみた
認知症予防、改善に有効なアロマオイル。


たけしさんの番組で放送されて以来、すっかり有名になりましたね。
認知症への効果の根拠については、様々なサイトで紹介されてますのでそちらをご覧ください→認知症とアロマ
今回は、現在認知症を発症している母にアロマを試した時にわかった、オイル選びのコツについてお話しします。
驚愕の事実。匂い自体を感知できていなかった!?
張り切って用意した、認知症に効果的というローズマリーやレモン、ラベンダーなどのブレンドオイル。
残念なことに母はアロマに全く興味を示さないどころか、ことあるごとにしまおうとするのです。
しかもオイルを垂らして温めて匂いを拡散させていても、何の反応もないのです。
せっかくなのに、なぜ??と思い詳しく聞いてみると、
「全く匂いが感じられない」
との返事。何の匂いもしないのに、見慣れないアロマポットの電気がついている状態が嫌で、しまいたがってたようです。
オイルを増やして濃いめにすればいいのかな?とも思いましたが、原液ならいい匂いってわかるかなと思い、アロマオイルの瓶を近づけてそのまま嗅いでもらうと。。。
「全然匂わない」
ほんとに??それとも何言ってるのかわからないのか??
直接オイルを嗅いで匂わないって、そりゃ拡散させてわかるわけがない!
何だか虚しくなりました。。でもめげずに朝用夜用と二本あったオイルのもう一本を差し出してみると・・
「少しいい匂いがする」との返事。
何の匂い?と聞いてみると、「レモンか、ゆず」という返事。どうやらきつい柑橘系の香りがわかるそうなのです。
ちゃんと認識はできるのです。ブレンドオイル二本のうち、朝用のローズマリーとレモンの方なら、レモンの香りがわかるのです。


夜用のラベンダーとオレンジでは何も認識できなかったのです。
そう、どこかのテレビでもやってましたが、認知症で嗅覚が衰えていると、最初はほんとに数種類の匂いしか認識できないそうなのです。でもそこを堪えて、意識して匂いを嗅ぐことを続けていると、徐々に嗅ぎわけられる種類が増えていくのだそうです。
なるほど、母が興味を示さなかったのは、すでにほとんど嗅覚がなくなって、何も匂わない状態だったから。
そして、ブレンドオイルの中では柑橘系のわずかな香りしか感じられなかったのに、それに気づかず、嗅ぐこともできていないアロマをうっすら焚いていたことで逆に置いてある異物がストレスになっていたのです。
母にはまず、柑橘系のしっかりした匂いを感じる習慣をつけて、嗅覚を取り戻すところからスタートしなければならなかったようです。
反応できる香りを探す。まずそこからスタート。
認知機能の改善に有効な香りは、科学的に分析されてはいるのでしょうけれど、その人が認識できる匂いでなければ意味がないのですから。ここが一つ盲点なのだと思います。理論も大事だけれど、人間が対象のものは、相手に寄り添って展開しないとダメなのだなと。
だから、母にはまず母が認識できるアロマオイルを嗅がせて、他の匂いも徐々に認識できるようになってから、別の認知機能改善オイルを与えるようにするのが最善策だったのです。母の場合であれば、ブレンドオイルにレモンを追加するのもありだと思います。
他にどんな匂いが認識可能か、これから調べようと思います。
もともと香りを楽しむことが好きなので、私はアロマオイルもグッズも沢山もってるし。


上の↑テラコッタ製ストーンはアロマオイル購入特典でいただいたものです。
夏、湿気の多い時期はこれが便利。匂いの拡散性はディフューザーにはかないませんが、火も電気も使わないので安心して使えます。お年寄りにはオススメですね。

冬は、加湿も兼ねて大人気の無印良品 アロマディフューザーを使ってます
とても使いやすくて優秀です↓部屋中にミストとともに香りが広がります。


認知症の改善とともに、予防効果もあるそうなので、普段から匂いに敏感になるようにアロマオイルを使うということなんですよね。ブレンドオイルの中の何かの匂いに反応することができたら、望みあり!それをさらにしっかりと認識させ続けてあげると、嗅覚に敏感さが戻ってより広い範囲の匂いを嗅ぎ分けることができるようになっていくんだと思います。
アロマオイルは結構安い値段(5本1000円とか)で沢山種類を試せるので、ぜひ↓↓
本人の認識できる、好きな香りのオイルを選んであげてください。

よくわからないなら、認知症対策効果が謳われているローズマリー、レモン、ラベンダーがオススメです。

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