結縁灌頂@高野山東京別院
11月24日、東京で初めて行われた秋季 金剛界結縁灌頂に入壇してまいりました。
行われた場所は、高野山東京別院。
このお寺は、高級住宅街、高輪の中心部にあります。
どの駅からも長い坂道をあがらなければなりませんが、
目の前にバス停があるので、坂道きつい方はそちらが便利。
ここ、なかなか立派なお寺なのです。
儀式がここで行われるのは、初めてということで、ワクワクして参加してきました。
ホームページには、式の内容を口外するなとありましたが、当日も何も言われることもなかったので、よくわからないです。
写真を撮りたいという方が、ダメと言われているのは聞きましたが・・
とりあえず、ホームページに公開されている式次第があるので、詳しくしりたい方は下のリンクからどうど。
かなり詳しくかかれていて、ほぼこのとおりの進行でした。
最初の説明段階で真言と印を覚えるようにいわれるのですが、これが一瞬でして。
唱えるべき真言「オン サンマヤ サトバン」が本番で言えるのか、手で結ぶ印が上手にできるのか不安で妙にソワソワしてましたが、全然大丈夫でした。その後何度も練習の機会があって、本番はつつがなく完了。
1グループで、私の班は30名近くいましたので、式の途中は流れ作業的な感じに。
一番のみせどころ、投華(実際は華はなく葉っぱの部分のみ)も、強烈に慌ただしく、説明のお坊さんも
次の人が気になってうわの空で流れ作業的な。。。
ゆっくりやってくれるともっとありがたいのになぁ、と正直思いました。
曼荼羅の説明もあっというまで、ちょっとものたりない。もっと味わいたかったです。
そんな中での「有難さ」を強く感じられたのが、阿闍梨様様。
最初に儀式に入る前の説法の際と、投華後の灌頂の際に別々の方に接しましたが、とてもありがたい感じがしました。
最初に説法していただいた方は、30名を前に、威厳に満ちて重々しい感じで話される力強い声の方。
灌頂の儀式を私にしてくださった方は、非常に温厚で慈愛に満ちた穏やかな方。
この方は、儀式後に私に「どこから来たのか。」とか「高野山にも是非いらしてください」などと声をかけてくださいました。
柔和な微笑みがうれしかったです。
灌頂の儀式後、普段は近くまでいけないお大師様の像の真ん前までいけたので、ありがたくお祈りさせていただきました。
これまた非常ににこやかな表情で、なんともお大師様っぽいなぁと緊張をほぐされた感じでした。
私の中でのお大師さまは、深遠で知的で合理的で、なおかつフランクで茶目っ気たっぷりというイメージですので。
最後に受付で渡されたセットがこれ↓
中身は・・・バラバラに渡されたのをセットするとこんな感じ。
投華の儀式に使われた、
樒しきみと呼ばれる葉っぱ。
目隠しに使われた紙。
紙のお守り。
そして結縁灌頂の証の紙。中は開けていませんが、うっすらとお大師様の絵柄や文字が透けてみえます。
どうしていいかわからないので、とりあえずそのまま置いてます。
開けていいのかな???
なんせ東京初の儀式、参加できてうれしかったです。
偶然乗った地下鉄のポスターで気づくというご縁に、感謝。
南無大師遍照金剛。