間欠熱で上がったり下がったり。2週間の闘病


子供(17歳、♂)の熱が、2週間下がらず、怖い思いをしました。
複数の医者にかかり、様々な検査をしたものの、結局原因不明で有効対策なし。
主な症状は、発熱と頭痛のみ。喉の痛みも、咳、鼻水もいっさいなし。
特徴的なのは、熱が上がる時の、尋常じゃない寒気。真夏なのに毎回毛布かぶってブルブル震えてました。
もう、ネットでこれでもかとキーワードを入れて検索しまくりました。
同じような症例で、無事に下がったという話にどれだけ救われたか・・・
ということで、一つの症例として、くわーしい状況報告と、自分なりの検証を加えて書き残したいと思います。
病状の経過と対処
*計測時刻はおおよそのものです。
<1日目>
20;00 37.4度の発熱。下痢もあり。(昼食の激辛ラーメンのせい?)
<2日目>
8:00 37.7度 夜まで終日37度台の発熱。(風邪だと思い、塾をお休み1日寝てました)
<3日目>
終日38度台の発熱。
<4日目>
終日37度台の発熱。
<5日目>
8:00 36度台の平熱。本人も調子が良かったようで、塾へ。夜 37.8度の発熱。
<6日目>
8:00 38度台の発熱。観念して医者へ。
血液検査実施。緊急の異常はなし。
12:30 服薬:テプレノンカプセル、セフカペンピポキシル塩酸塩錠、ビオフェルミン、カロナール
16:00 39度台の発熱
21:00 40度台の発熱。頭痛がひどく眠れないので、カロナール服用。
<7日目>
7:00 39度台の発熱。前日の医者が休みだったので、別の医者へ。
インフルエンザの検査、尿検査実施。
インフル陰性、尿検査は少しタンパクがあるだけで、腎臓系の問題はなしとのこと。
抗生剤が不適合なのではないかと思い、使用中止していいか、相談。
問題ないだろうということで、使用中止。
本人の状態は、深刻な感じではないので、このまま解熱剤を使用して様子をみて大丈夫とのこと。
熱は一気に下がることはなく、上がったり下がったりしながら徐々に下がるので、脱水に気をつけて水分補給し、安静にとの指示。
ええ、言われなくても、ずっとポカリとアクエリ飲みまくってます。熱さまシートにアイスノンも常備。
不安と看病で、能天気な私もさすがに疲れてきました。。
19:00 40度台の発熱。
27:00 カロナール服用
<8日目>
8:00 36.7度
12:00 38.4度
19:00 39.4度
20:00 カロナール服用
<9日目>
8:00 37.8度 最初の医者へ再診。
私もついていって、医者と相談。再度血液検査実施し、触診。
医師は胃腸からの熱と疑っている。
私は髄膜炎疑い。医師は、ウイルス性の髄膜炎の疑いもあるが、その検査は大きな病院へ検査入院しないとできないのでどうしますかと。
とりあえず、通常の血液検査と、生化学検査の結果をみて入院などの判断をすることに。
生化学検査の結果↓


血液検査、2回分↓丸印は私が勝手につけました。ビックリマークがついていたので・・。


好中球減ってるやーん!でも単球増えてるからいーのか?
12:00 37.2度
19:00 37.8度
21:00 カロナール服用。
<10日目>
8:00 37.0度
生化学検査の結果を確認。肝臓値など、特に異常なし。
12:00 37.1度
19:00 38.1度
22:00 カロナール服用
<11日目>
8:00 36.4度
19:00 38.0度
<12日目>
18:00 37.7度
<13日目>
17:00 37.2度
<14日目>
17:00 36.5度
<15日目>
終日平熱。
<16日目>
塾へ登校。平常生活へ。
神様ありがとう~!!!うれし~!
私の考察:考えられる原因
最初の医者Aは、下痢と熱というところで、触診の結果からも胃腸からの発熱を疑い、胃腸の薬と、細菌に備えた抗生剤を処方したようです。盲腸も疑っていたとのこと。おそらく顕著な腹部の反応があったと思われます。
症状は発熱と頭痛のみ。下痢は最初の数日だけでした。
しかしながら、初回に診察後、薬を服薬するや否や、急に39度台後半に熱が跳ね上がったので、私は抗生剤の不適合を疑いました。念のため2回目も服薬したところ、40度を突破したため、急いで薬を調べて、このセフカペンビボキシルはアレルギー体質の人要注意とあったので、即座にやめました。子供はアレルギー体質でしたので。
でも、翌日に薬剤師に確認したところ、前にも服薬していたことが判明。むしろ抗生剤を絶って悪化させた?と不安に。


翌日の医者Bは、なぜこの薬を出したのかわからないと言ってました。
よく出される安心な抗生剤とは思うのですが、この熱の出方をみると、とりあえず効いてなさそうなので、やめましたが、いまだに謎です。副作用かどうか、判定するのも大変そうなので、もう親の直感!
一応、薬剤師と別の医者には確認したし。
でも、この夜になると繰り返す、間欠熱というのがなかなかやっかいで、非常に不安ではありました。
10日目くらいから、少しづつ食欲が戻ってきたのが、復活の兆しでした。
発熱している時間が短くなり、熱のピークも37~38度台止まり。
本人も起きている時間が長くなり、喋ったり、食べ物のリクエストもするように。
汗をかけば治る気がして、何度も解熱剤を飲むたびに大汗をかいたのですが、その場かぎりで効果なし。
医者Bにも言われてた通り。本人もぐったり、親も濡れたシーツや着替えの準備でぐったり。
ただでさえ体力消耗してるのに・・
なんか無駄に疲れさせただけでした。無理にかいてもダメなんですね。
完全解熱するまで、結局ほぼ自力。
カロナールは、遠慮せずにガンガン飲んでくださいと両方の医師に言われたのですが、どうしても及び腰に。
頭痛の時は、とくに我慢せず飲んでとのこと。
何か、訳があるのでしょうか・・・
怪しんだ病名は、
ウイルス性髄膜炎、腎盂炎、
そして、夜間の急激な高熱、寒気、最初の下痢などから腸チフス。
血液疾患などなど。
ネットで調べた病名は、どれも簡単な検査ではわからないものでした。
なので、原因究明はあきらめて、とにかく元気に戻って欲しいとだけ祈っての対処療法でした。
もしかしてそのせいで長引いたのかな。
でも私は、初回に熱が下がった時に安静にしなかったことと、そのタイミングで飲んだ抗生剤のせいではないかと勘ぐっています。
まぁ、とにかく無事復活に感謝の日々です。
本当に健康ってありがたい!!!
私も、「ちょっとぐらい具合悪くても勉強しなさい」とか「塾いけ」とか二度と言わない!!
一番勉強したいのは本人なのだから。男だし、高校生だし、多少無理させても大丈夫という私の考えも甘かった。
考えさせられる体験となりました。
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