習慣のもっとも簡単な作り方
ルーティンを制するものは、人生を制す!
何気なく行う日々の習慣を、より有益なものに自分で作り上げる。
それができれば、人生の自動最適化が流れ作業で進んで行くように、スムーズに自己進歩を遂げることができます。
「日々の良い積み重ね」を楽に手に入れるテクニック、それがルーティン化、習慣形成なのです。そのための2つのテクニック
1)既存の習慣に紐つけて行動を追加
2)行動単位の極小化
をご紹介していきます。
3食ご飯を食べるのも、夜寝るのも、お風呂入るのもみんな習慣。人間の行動は、実にそのほとんどが習慣に支配されているものです
なので、良い習慣を手に入れて継続による莫大なメリットを労せず手に入れましょう!
選択行為を減らす重要性
習慣化ができれば、考えずに動けるようになり、確実に無駄が減ります。
「考えずに行動できる」こと。
「選択」という行為を減らすこと。
これが習慣のメリット。
「選択する」ということが、びっくりするほど物事を複雑化していることに気づくと、その選択肢を減らすことによるメリットの大きさにも気づくはず。
一見逆に思えることですが、自由選択の幅を狭め、自由を制することによって、逆に苦痛から解放されてしまうのです。
では、前述の2つの習慣化のテクニックについて詳しく。
1)既にある習慣に紐つけていく
新たな行動を習慣化させるのに、1からスタートして定着させるのは日数と忍耐が必要です。今までなかったことを始めるのは面倒だし、継続させるのはもっとしんどい。
ですが
日常生活で既に出来上がっている基本的習慣、
例えば歯磨き、洗顔、トイレ、入浴、食事、睡眠などに紐つけて新しい行動を追加すると、非常にスムーズに「新しい習慣」を手に入れられるのです。
例えば、運動習慣を取り入れたい場合を考えてみましょう。
「一日20回のスクワットを毎日行う」
というルーティンを実行しようとして、「毎朝行う」とか「毎晩行う」とかいう決まりだと、実行しない日が早めに訪れる可能性が高いです。
固い意志で実行していける人であれば全く問題ないですが、そうでない私のような意志薄弱な人間は、3日坊主の可能性が高いです( ´∀`)。
なぜかというと、「朝」「夜」の定義が広すぎて、「朝のいつ」「夜のいつ」やるかが自由選択だからです。「自分のタイミング」に任されてしまっている。
朝ならいつでもいい、という自由選択の幅があると、実行のタイミングが「都合よく」ずらされてしまい、習慣化できない。あるときは朝食後、あるときは起きてすぐだったり。「都合よく後回し」にされる。
そうすると、定着した習慣となる前に終了してしまうのです。
「いつでもいい」だと「いつやるか」悩んでしまうのです。もっとも自分の「楽な」タイミングを見計らってしまう。
なので、習慣化したいなら自由選択の幅を極力なくすべきなのです。
習慣の「開始の合図」を自動的にインプットしてしまうのです。
朝、歯磨きをする習慣がすでにあるなら、その既存習慣に紐つけてしまいましょう。
歯磨きしながらスクワット10回。顔を洗う習慣があれば、洗顔後に残り10回。
運動だけでなく、読書や掃除、瞑想など取り入れたい良い習慣を、次々と紐つけて追加しましょう。
布団の中で行うルーティン、入浴中に行うルーティン。
このように、既にある習慣に新しい行動をどんどん追加していくと、苦痛なく新しい習慣を次々手に入れることができるようになります。
一度ついた習慣は自動的に積み立てられていく資産のように、良い成果をもたらし続けます。
単純作業が心を落ち着ける、というのに近いかもしれません。
面倒臭いと感じないで、有益で必要なことを苦痛なく実行できるのです。
自分で考えるのは、手に入れたい習慣を選ぶことと、紐つける習慣を選ぶことだけ。
あとは自動的に進んでいくのです。
2)習慣の設定単位は極小で
例えば、歯磨きの前に新しい習慣を紐つけるとして、それがスクワット10分間!って明日から継続できるでしょうか?
なんか考えただけで歯磨きしたくなくなりますよね?
私なら3分間でも厳しい。。
なんなら、1分もいや。
もうやめよっかな。。。
にならない、「最低ラインの設定にする」ということです。
スクワットする、さえ達成できればいいのですから、1回でいいのです。
歯磨き前に「1回スクワット」なら、できそう!な感じがしませんか?
これが極小単位の設定です。
たった1回なら、たやすく達成できる!
そう、簡単に「目標達成感」を味わえるのです。
これこそが継続の秘訣、習慣化の形成の秘訣。
一度導入してしまえば、割合を増やして行くのは容易い。2回、3回と、苦痛ない範囲で達成目標を上げていけばいいのです。目標の10分間は、時間をかけて達成しましょう。
行動設定のハードルは、可能な限り下げてスタートが正解!
ルーティンを制し、自由を手放すことによって、逆に解放される
良い習慣こそが良い人生の鍵であり、できるだけ多くの良い習慣行動を身につけることによって、思い通りに自分をデザインして変えていけるのです。
1)既存の習慣に紐つけた行動を追加
2)行動単位の極小化
これらのテクニックで、多くのルーティンを楽に手に入れ、自由選択の幅を狭めて、「悩む」ことから解放される。
いつやろうとか、何を優先しようとか、悩む時間を減らせます。
そして、行動設定ハードルを極小単位まで下げて、確実に達成経験を重ねる。
こうして有益な行動が継続的に実行、効果が蓄積されていきます。
ルーティンを制し、自由を制し、人生を制していきましょう。